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10年後の美肌を手に入れる!紫外線対策~知っておきたい日焼け止めのオススメと選び方

   

紫外線は、お肌にシミやたるみを引き起こし、時には皮膚がんの原因になります。しかも紫外線は強さに差はあっても、一年中・365日ずっと降り注いでいます。日々、紫外線対策をしっかりしておかないと、5年後・10年後のシミやシワを増やしてしまうことになります。いつまでもキレイでいたい女性には必須の紫外線対策。紫外線のこと、きちんと知っておきたいですよね。

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日焼け止めを選ぶときのPAとSPF。用途によって使い分ける目安の数値とは

UVケアをするにあたって、絶対にはずせないのが日焼け止めです。日焼け止めにはパッケージや容器に“PA”と“SPF”の値がそれぞれ記載されています。これはUVA・UVB、この二つの紫外線の対策のための目安の数値です。「とりあえず、数値の高いもの使っておけば安心!」いいえ、そうではありません。季節や外出先によって変えるのが正しい使い方です。PAとSPF値の高いものは、実はそれだけお肌にも負担になる可能性が高いのです。また、月別の紫外線量などは気象庁のHP(http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html)で誰でも確認することが出来ます。毎年2月あたりからぐんぐんと上がっていきますので、寒いからと言って紫外線対策をサボっていると、10年後にはシミやシワに悩まされることになるかも。。。

日焼け止め、UVAの対策にはPAの“+”の数をみる

日焼け止めでUVAを防止するには“PA”の値を見ます。PAは“+”の数で表されます。日焼け止めには“+”~“++++”までの4段階で表示されています。通常は“++”程度の使用が適当とされています。UVAはシミ・シワ・タルミの原因となりますので美肌のためにも、毎日使う化粧下地は日焼け止め効果のあるもので、PA++~+++のものを使用したいですね。

日焼け止め、UVBの対策にはSPFの数値を見る

日焼け止めでUVBを防止するには“SPF”の数値を見ます。SPFの数値の基準は、防止する強さではなく時間です。これは意外と知らない人も多いのでは。SPFの効果の目安は単位当たり20分程度とされており、例えばSPF10であれば、10×20=200(分)となります。使う目安としては、SPF15~20で家事や洗濯物程度、SPF30以上で長時間の外出やアウトドア向けとなります。「日焼け止めはこまめに塗り直した方がよい」というのは、SPFが時間を効果の目安としているからなのです。今はスプレータイプの日焼け止めという便利な商品も発売されています。「顔もOK」のタイプを持っておけば、外出先でも簡単にシュッと塗り直しが出来ますし、化粧が崩れてしまう心配もありませんね。紫外線量の多い夏場の長時間の外出であればスプレータイプはオススメです。

UVAとUVBの違いと影響~覚えておきたい紫外線の簡単な知識

紫外線は絶えず私たちの生活している地上に降り注いでいます。紫外線の種類はUVA・UVB・UVCの3つです。その中でも、UVCは大気(オゾン層)を通過しません。私たちが浴びる紫外線は地上に降り注いでくるUVAとUVBの2つです。
UVAは地上に降り注ぐ紫外線の9割ほどと多く、雲やガラスなどを通り抜けやすいので、たとえ曇りの日や屋内であってもUVAは浴びやすい状態ということになります。また、UVAは長時間かけてお肌に悪影響を及ぼします。UVAは肌の奥まで届くので、肌のコラーゲンに損傷を起こし、メラニン色素の生成を増やすことでシミ・シワ・タルミをつくり、目立たせる原因となります。ですので、化粧下地を選ぶ際は日焼け止めの効果のあるものを選んでおきたいですね。
UVBは、地上に降り注ぐ紫外線の1割程度と少量ですが、エネルギーが強く、肌の表面の細胞を傷つけたり炎症を起こしたりします。肌を赤くする日焼けはまさにUVBによるものと言えます。シミ・ソバカス、また皮膚がんの原因とも考えられているのはこのUVBです。ですが、UVBは体内で免疫力を向上させる働きのあるビタミンDの生成に必要なものでもあります。ですので、お肌にダメージを与え過ぎないように適度に浴びるようにしたいですね。

日焼け止めの成分・吸収剤と散乱剤

日焼け止めクリームの主な成分として、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
吸収剤は、UVを吸収して熱エネルギーに変えます。高いSPFを出せ、白っぽくなりにくくサラサラした使用感ですが、その分肌への負担が大きく肌荒れの原因にもなります。散乱剤はUVを反射して散乱させます。UV防止の効果が短時間で飛び、白浮きしやすく、乾燥の原因にはなるものの、肌にはやさしいとされます。どちらも短所長所がありますが、自分の肌がどちらのタイプに適しているかをきちんと確認して使った方がよいですね。忘れてはいけないのは、日焼け止めを使用した日のお顔は、クレンジングをしてしっかりと日焼け止めを落とすこと。せっかくの美肌対策が、ココを怠ると肌荒れの原因になってしまいます。
春からますます強くなっていく紫外線。ドラッグストアや化粧品売り場にUVケア・日焼け止めがたくさん並び始めます。PAとSPFの強さだけに目が行きがちですが、目的や行先によって賢く使いわけることが、将来のシミ・シワ・タルミの予防になりますし、アンチエイジングにとても効果的ともいえますね。

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