身体づくりとダイエット〜目標と数値の”目安”はアバウトにでも決めることのススメ
「もう少し、こうなりたい」と、エクササイズやダイエットをする人と沢山お話しして来ましたが「目安」や「目標」しっかりと立てないと続かない問題があります。
秘密主義はやめた方が良い
ダイエット上級者はさておき、今から頑張りたい!という人は、今の身体の状態をしっかり測定した方が良いです。というより、して下さい!体重はもちろん、ウエストとメタボの指標となる腹囲、太もも、ふくらはぎ、足首は絶対に測っておいた方が良いです。それは、現実を見ることと目標までの道のりをしっかりと認識するためです。実は当サロンでは無理にメジャーでの測定はしていません。ご希望の人には紙テープを使って変化を見ていただいてます。ただ、メジャーか紙テープかのこの2択において、メジャーでサイズを測定した上に「今」の写真を撮って保存する人ほどダイエットに成功する傾向があります。
それは「今がMAX。今以上に悪い値には、しない!させない!戻らない!」と私は話すのですが、まさにコレです。皆さん最初のサイズや写真を見て「こんな身体に戻るの、絶対に嫌!」と思うそう。そして頑張ろう!と思うとのこと。
ただ、これはサロンに来られる人だけでなくて自分で何とかするんだ!という人にも当てはまります。私も体重以外の測定を実は定期的にやってます。維持のためてもおりますが、サボってないか、の自戒の意味もあります。
理想と現実、そして目安の算出
体重においての目安はBMI値を使うのが簡単でこのブログでも何度も紹介しています。おさらいとなりますが、BMI値は身長から算出されるものなので、人によって数値は違って当然です。BMI値は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます
因みにBMIは18.5〜24.9が望ましく、25以上で肥満、18.4以下で痩せです。
また、病気になりにくいとされる標準はBMI22で、少しふくよかなタイプの体型です。
美容体型と言われるのはBMI20〜19辺り。
痩せに近い18.5はかなりスレンダーな体型。
巷でシンデレラ体重と呼ばれるのはBMI18です。
ただ、BMI18以下になると生理不順や栄養失調、低体温や免疫低下などの身体の不調を引き起こす可能性が高いので、しっかりとした知識や身体における管理能力の無い人には絶対にオススメしません。モデルさんや俳優さんはプロですから、BMI18.5以下の人もおられます。ですがあくまで身体の管理の出来るプロの話です。
さて、このBMIからの体重の算出方法は
身長(m)×身長(m)×BMI値です。
例えば160cmの人のBMI20は1.6×1.6×20=51.2kgです。
気になるウエストですが、スレンダーボディである”美容体型”のウエストの目安も算出が出来ます。
美容体型のウエストは身長(cm)×0.37〜0.39です。
因みに私は身長170cmなので、計算式の値の真ん中をとって0.38で計算すると、170×0.38=64.6cmとなります。…なんと!結構細い!さすが美容体型!また、0.39に設定した場合は66.3cmとなります。
同じく太ももは、身長(cm)×0.29〜0.31
ふくらはぎは、身長(cm)×0.2〜0.21
足首は身長(cm)×0.12
以上で目安を知ることができます。
あくまで、美容体型、美容体重はスレンダー体型です。ここまでじゃなくても一度計算してみて、測定した今のサイズとのちょうど真ん中くらいの値を目指すと良いのではないかと私は考えます。
いかがでしたか。
ただ「痩せたい」だけでやるのではゴールが見えずに挫折しやすくなるので、おおよその目標の数値は知っておくに越したことありませんし、現実を見ることは必要不可欠です。こっそりでもいいので、今日お風呂に入る前に測ってみてはいかがでしょうか。