やせとこ

「痩せとこ!」と思ったアナタの「痩せ処(やせどころ)」~やせとこ~ 

*

夏のダイエットが難しい原因は実は気温にあった!~もう失敗しない!夏太り防止にも効果的な4つの方法とコツとは~その1

   

気温が高くなり薄着になるにつれて、気になるボディライン。「夏はダイエット!」と意気込む人もいるでしょうが、実は、夏のダイエットは他の季節に比べてかなり注意が必要なのです。なぜなら夏にはどうしても痩せにくくなる条件が揃ってしまうからなのです。「夏なのに痩せない」と思っている人はぜひチェックしてほしいコツが4つあります。これから夏のダイエットを成功させるために、この4つをきちんと押さえておけば夏のダイエット成功に大きく一歩近づきますよ。

1*夏はカロリー消費・減!~外気温が高いことで起こる基礎代謝の低下の理由とメカニズム

私たち人間は、常に一定の体温を保持する恒温動物です。寒い冬でも、暑い夏でもほとんど体温が変わることはありません。そして、その体温を保持するために体の中でカロリーを消費して熱を発生させています。外気温に応じて体温保持のために消費するカロリーの量(熱の発生量)は確実に変わってくるのです。では、気温が30度の夏の日と、10度の冬の日で考えてみましょう。体温を保持するためにはどちらが体内でカロリー消費がより行われるでしょう?もちろん、冬の日ですよね。外気温が30度で、例えば平熱が36.5℃の人ならば、夏は6.5℃分しか体に熱を発生させなくてもいいのに対して、冬は26.5℃分もの熱を発生させなければなりません。運動などをしなくとも体温を保持するために、夏より冬のほうが消費カロリーは必然的に多くなるのです。夏に気を付けたい勘違いは、暑くて汗をかいているから、カロリー消費しているということは決してないということ。“汗=カロリー消費”ではないのです。汗は体をクールダウンさせるもの。体を動かさずにかく汗によるカロリー消費はごく微量です。大量の汗をかいて体重が減るのは、一時的に体の水分が汗によって抜けて体重は減ったけで、水分補給をしたらすぐに元に戻ります。夏場に暑くてかいた汗によって脂肪が劇的になくなっているわけではありません。

夏にカロリー消費をするのは、冬に比べてかなりの労力がいると考えていいでしょう。気温差20度はとても大きな差です!夏は体内でたくさんのカロリーが消費されているのではありません。むしろ夏の身体は“超省エネモード”になっています。ですので、夏のダイエットは消費カロリーがほかの季節に比べて低くなることを踏まえて行わなければならないのです。

2*脱水症状や熱中症などのリスクが高くなる!夏の運動・エクササイズには要注意!

では、夏にダイエットのために運動するというのはどうでしょう。もちろん、カロリー消費のための適度な運動は必要です。ですが、注意しなくてはならないのは体内の温度の上昇が早く、高い気温になっているので熱中症のリスクが高くなることです。また、発汗による体内の水分不足によって脱水状態に陥りやすくなります。脱水状態になると、血液の濃度が上がることで血管に負担がかかりやすくなります。血管への負担と聞いて過るリスクの代表的なものは、脳梗塞や心筋梗塞。そうです、夏はきちんと注意して行わないと痩せるどころか健康にも影響が出やすくなるのです。もちろん、冬にも運動は気を付けなければなりませんが、夏は特に気を付けなければなりません。夏の暑い中の運動ではその他の季節に比べて汗を大量にかくので水分補給をしっかりしなければなりませんが、それと同時に汗によって失われたミネラルを補給していかなければなりません。水分とミネラルを同時に補給するのにお手軽なのはスポーツドリンクですが、ダイエット中ならばカロリーが気になるところ。スポーツドリンクは意外と糖分が多く含まれており、カロリーが高いのです。かといって、水だけで水分補給をしているとミネラル不足によって血液の濃度が下がり(薄くなる)酷い時は立ちくらみや意識障害などが出てきます。水とスポーツドリンクの併用など、カロリーを取りすぎずにミネラルも補給できるような工夫が必要です。健康のための運動やダイエットのはずなのに体に不調をきたしては元も子もありません。夏に運動するなら、少し気温の下がっている朝や夕方に水分補給をこまめにしながら、無理のないように行わなければなりません。また、冬の運動に比べて夏は体が温まりやすい状態ですので、消費カロリーはやや低めになりますね。「汗をかいた割には痩せていない!どうして?!」なんて思わず、「夏だから仕方ないのかも?」と気を楽に続けることの方がダイエットには効果的ですよ。

続きは次回「夏のダイエットが難しい原因は実は気温にあった!~もう失敗しない!夏太り防止にも効果的な4つの方法とコツとは~その2」にて。

 - ダイエット