脚が太る原因は、ムクミと冷えと脂肪の関係にあった!気になるそのメカニズムとは?
脚が太くなる多くの原因はムクミと冷えですが、むくむだけでも、冷えるだけでも太くなることはありません。実は脚が太るのには、ムクミと冷えに“脂肪の蓄積”という要素が加わることで起こります。下半身太りが起こる原因の一つに、ムクミと冷えが脚に脂肪を呼び込むというプロセスが大きく関わっているのです。
水分不足でムクミ・冷えが起こり、脚に脂肪が付きやすくなる環境が整う
水分不足でムクミが起こることは、記事【ムクミと飲み過ぎは関係ない?!実は水分不足で起こるムクミ太りの原因とメカニズム】でお話しました。また、ムクミが代謝を鈍らせて、太る原因となることにも触れました。今回は水分不足とムクミの関係について、さらに掘り下げて詳しくお話します。
まず体は水分不足が起こると、今ある水分を体のどこかに蓄えようとします。そして体は必要な水分を下半身に蓄えるという傾向があります。これが水分不足による脚のムクミの原因となっています。そしてそのムクミを放っておくと、脚に溜まった水分が徐々に冷えていってしまい、慢性的な脚の冷えを引き起こします。脚が冷えてしまうと、今度は体がなんとか脚を保温しようとします。その保温剤(家屋でいう断熱材のようなもの)となるものが実は脂肪なのです。脂肪は体のエネルギーの倉庫としても必要なものですが、体の保温の働きもあるのです。これによって体は冷えから脚を守るために、脚に脂肪を付けるように動いてしまうのです。ですので、慢性的な水分不足は脚のムクミの原因になるだけでなく脚を冷えやすい状態にしてしまい、その結果、脚に脂肪を付きやすくさせてしまうということなのです。
冷えて脂肪が付いた脚は、脚痩せの大敵であるセルライトの定着につながる
冷えてしまった脚には脂肪が付き、また、代謝も低下しているので老廃物も排出されず、むくんだままの状態になります。「冷え・脂肪・ムクミ(老廃物)・代謝の低下」この4つが重なった時に、セルライトが生成されやすくなります。セルライトとは、脂肪に水分(老廃物)が蓄積され、大きく成長してしまった状態のもので、脚痩せするにあたって非常に厄介なもののひとつです。セルライトが出来てしまったところは、その肥大化した脂肪細胞によって血管が圧迫され、代謝の低下と血行不良による冷えを引き起こし、さらにセルライト生成を促すという悪循環が起こります。それによって増えて塊になったセルライトは、皮膚の表面で凸凹として分かる状態になってしまいます。特に太もも、お尻は非常に付きやすく悩んでいる人も多いはず。慢性的な水分不足によるむくみが、冷えとセルライトを呼び込み、脚を太らせてしまっているのです。
では、セルライトを解消するには具体的にどうしたらいいのでしょうか。次回からセルライト解消のために必要な4つの方法を一つずつ解説します。