汗=減量・デトックスではない?!〜ガッカリしないために知っておきたいこととは
汗を出してデトックス!汗かいたから、体重減ったでしょ?!と、よく聞く言葉ですが、実は…というお話です。「こんなに汗かいたのに、どうして?!」と思わないために必要なことかもしれません。
汗はあくまで体温調節のためのもの
汗は、体温が上がりすぎないために皮膚を濡らして気加熱で体温を下げるためのものです。汗を出す器官の汗腺をしっかり働かせるのは新陳代謝を高めていくためにも必要なことですが、汗をかいたから痩せる、というわけでは有りません。汗をかいて一時的に体重が減るのは、ほとんどが汗によって失われた水分の量によるものなので、水分補給をすれば元に戻ってしまいます。ただし汗を沢山かくほどの運動によってカロリー消費をしたなら、その後に食べ過ぎないことなどを繰り返すことによって脂肪は減っていきます。”汗をかくだけ”で痩せるならば、岩盤浴やサウナだけで痩せるもの。でも、世の中見渡すと…痩せるためにオススメされているダイエット情報を見渡すと、決してそうではないですよね。つまりはそういうことなのです。
体温が上昇しすぎると、熱中症をはじめとする身体の生命活動に危険が及びます。その危険を回避するため、体温を下げる為に汗があります。汗をかくだけではなかなか減量されないので「汗をこれだけかいたんだから痩せるでしょ!」は思いすぎない方がいいかもしれません。ただ全く痩せないという訳でもないので、過剰な汗への期待は禁物ですよ!という感じです。
汗をかく=デトックス?!
ここまで読んだ人はお察しの通り、汗をかくことによって身体の老廃物をもの凄く排出する…という訳でもありません(笑)「めっちゃデトックス!」は、しっかりと水分を取って1日8回以上は尿を排出すること、むくみを放っておかない、そして便秘しないことです。汗をかくことで、全く老廃物が出ないということは無いのですが、ほんの少しだけです。老廃物だらけの、尿レベルの汗をかく…って、恐らくですが、めちゃくちゃ身体中臭そうですよね(笑)汗をかくことによって汗腺の周り、皮膚や毛穴周りの余計なものはある程度排出されていきます。汗をかくことは無駄、ではなく、汗腺の活性化は表皮近くの代謝を活発にしますので美容に関してはとても良いこと。皮膚の保湿にも良い、との話もありますが、汗をかいたまま放っておくと含まれるミネラルによって逆にお肌を痛めることもありますので、適度に拭き取りお肌は清潔に保ちましょう。
汗をかくことは敬遠されがちですが、実は良いこともあるので、適度に健康的に上手に汗と付き合っていきたいですね。