食事について考えることと、減量とダイエットと。〜身体は自分が食べた”モノ”からできている。
「食事について考えましょう!」そう言われて頭に浮かぶのは…栄養バランスや食事の量、食事の質、色味、添加物や化合物、糖質、脂質、塩分など、沢山ありますよね。確かに毎日の食事の量や質って、身体の健康や美容にとって、非常に大切なことです。でも、もう一つ大切な事があります。それは食事のタイミングと捉え方です。
食事の基本は、やっぱり栄養補給とカロリー補給!~食べることは生きること!なのですが・・・
食事は身体を健康に保つため、そして活動できるようにする為、というのが生物の大まかな原則です。人間も、もちろん生物なのでその原則は変わりません。
では、ダイエット(特に減量)と食事、という点から見た場合ですが、ズバリ一言です。必要以上に食べている(=食べ過ぎ)から太っているのです。持病の無い人であれば、それ以外にはまず考えられません。
では、「なぜ食べるのか?」
色々な人のお話を聞いていると、意外に「食事の時間が来たから、どんな場合でもほぼ決まった量を食べる」感覚の人が多いのです。例えばお昼にちょっとランチを食べすぎちゃっても、ティータイムにケーキを食べても、夕食はいつもと同じ量を。夕飯を会食などでワイワイとたくさん食べすぎてしまっても、翌朝のご飯はいつもと同じ量を。つまり、いつもの時間が来たら、何があってもいつもと同じ量なのです。あれ??ちょっと待って下さいよ。ここで考えるべきことは、その人個人の身体に必要な栄養等は急に変わるものではないということです。その人の生活スタイル、年齢、身長などに応じた適正な食事の量というものがあります。その量よりも何かしら沢山摂取しているから、脂肪になって体重が増えるのであり、痛風になるのであり、糖尿病(この場合は2型ですが)になるのです。あふれ出た栄養素というものは身体の中で多くが蓄積されるものです。良い影響を及ぼすものであればいいのですが、すべてがそうだとは限りませんよね。ダイエットに関して言えば、筋肉以外で体重が増えるということは脂肪又は糖の取りすぎです。減量したい人の身体にとってはあまり好ましくないというサインです。
また、個人個人の胃腸による消化吸収の処理の容量も大体決まっています。その量を超えて食べ過ぎると腸が疲れてしまいます。分かりやすい言葉でいえば、胃がもたれるのです。毎日その身体の負担の繰り返しで過ごしていると・・・良い想像をする人は少ないと思います。当然、身体に良いことはありません。だから、”プチ断食”など、身体の内部(主に消化器官)を休ませることが現代には必要になってきていた、ということでもありますね。
それはそうと、”プチ断食”は固形物はほとんど摂取せずに水分で栄養を補給する方法が主流ですよね。(当然やみくもにするのはオススメしませんし、専門の知識の元で行うべきもの、とだけお伝えしておきます。)そのプチ断食をしても、健康な人であれば生命活動にはあまり支障がないんですよね。1~3日程度固形物を口にしなくても、水分と必要最低限の栄養さえあれば生きていけるのです。そこで先述の話に戻りますが、何を言いたいかというと「食事の時間が来たからと言って、決まった量を食べなくても死なない」ということです。つまり、その決まった食事の時間に最低限の必要な量を食べて、胃腸に負担をかけないように量を調整していれば太りにくいのです。私の周りのスリムな体型の人と「痩せたい」と言いつつ痩せない人との差は、実はそこにあります。私自身、食べ過ぎると次の食事は本当にごく軽いものにしています。例えば一杯の温かいスープやお茶碗に八文目のおかゆなど。そのくらいにしないと胃の負担が大きくなり苦しくなってしまいます。「一食くらい食べなくても、水分さえ摂っていれば死なない」これが私の個人的なモット―だったりします(笑)ただ、必要以上に食べないようにしているからこその10年以上の10kg減量ダイエット後の体型キープです。食事の量とタイミングを見直すだけで、ストンと数キロ減量してしまうこともあるかもしれませんよ?食べ過ぎた感覚と、それを身体の中で相殺させる感覚をぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。