何とかしたい脚の悩み。“むくみ”“疲れ”と下半身太りの密接な関係とは?
脚が疲れてだるいと思ったら、とてもむくみが酷くなっていて・・・誰しもそんな経験があるはず。特に長距離を歩くことや、運動をしたわけでもないのに「なぜ?」と思ったことはありませんか?実は、疲れとむくみには下半身太りにつながる、切っても切れない関係があったのです。
脚の疲れの原因も、むくみの原因もすべては血液の循環にあった
むくみは、歩いたり走ったりという風に動いている時よりも、あまり動かずに「立ちっぱなし」「座りっぱなし」の時に多く起こります。なぜなら、“体を動かさない=筋肉が動かない=血液が動かない”この3つの“動かない”が重なった時に特にむくみが発生するからです。それはどういうことかというと、立っているだけでは脚の筋肉はほとんど動かしません。筋肉が動かないということは、血管も刺激されずに血液が循環しにくい状態になります。また、地球には重力があるので、すべての物は下に落ちていきます。何らかの力が働かなければ上へあがることは決してありません。ですので、循環しない血液は体の中でも下方のパーツである脚に少しずつ溜まっていきます。血液が溜まるということは疲労物質や老廃物、不要な水分もどんどん“体の下の方”=“脚”に蓄積する、ということになってきます。
因みにすべての疲労物質は、血液によって運ばれます。疲労物質は血液に乗って肝臓へ運ばれることによって処理されていきます。この処理が早く行われれば疲れは早く抜けます。ですので、血液循環が悪く処理速度が遅いと、なかなか疲れが抜けないということになってくるのです。疲れの原因の疲労物質もムクミの原因の老廃物と不要な水分も溜まらないようにするには、特に脚の血液の循環をちゃんとしっかりと行うことが必要なのです。
血液の循環を良くすることで、疲れ・むくみを溜めない脚にする!
疲れやむくみを溜めない為には、脚の血液の循環を良くすることが一番です。脚だけの血行だけではなく、体全体の血行が上がればなおさら良いので、オススメは歩く事です。“ウォーキング”だと、どうしてもウェアやシューズを揃えて・・・と構えてしまう人もいるかもしれません。ですが、「会社の帰りに10分ほどの距離を歩くようにしてみる」「近くのコンビニには歩いて行くようにする」など、日常の生活の中に意識的に取り込んでしまうという方法でも十分です。ただし、血液循環を良くすること、筋肉を使うことを意識しなければいけませんので「大股で、やや早歩きに」を心がけることが大切です。
大股でやや早く歩くことを何とか取り入れることが出来たら、あとは少しだけ体や脚をいたわるようにすれば、さらに疲れやむくみは溜まりません。体や脚をいたわるには、入浴がオススメです。湯船に浸かることは、体が水圧を受けることによるマッサージ効果、浮力で体重による体への負担が減るので、体へのストレスが解消されます。また、お湯による温浴効果で血行が促進されます。血行促進とマッサージを同時に叶えてくお風呂は、疲れた体の強い味方です。特に寒い季節になると女性はどうしても足先が冷える人も多いのですが、そんな時こそ「面倒だから」とシャワーで済まさず、お風呂に入った方がむくみや疲れの解消にもなります。脚の疲れを取るなら絶対にシャワーよりお風呂です。
むくみや疲れを、コツコツ毎日“解消させていく”体と、コツコツ毎日“溜めていく”体と。日々の疲れやむくみは少しずつ溜めていくよりも、解消させていく方が良いに決まっています。すぐに差は現れませんが、溜まった疲れは必ず、しつこく凝り固まった状態となって脚にまとわりつきます。それがセルライトであり、その他下半身太りと言われるものなのです。疲れやむくみを溜めない脚になる為には、その日の疲れはその日のうちに解消すること、そして血液の循環を良くする習慣を意識し、実行することで手に入るのです。