暑くなると冷たいモノが欲しくなりますが…〜「冷」をすすめないススメ
夏日!暑い!→冷たい飲み物!食べ物!!
ってなりますよね。暑くて仕方ないのですこら、クールダウンしたい!当然です。熱中症予防のためにも、適度に体温は上がりすぎないようにすることが肝心です。ですが!ですが!代謝が落ちてきちゃったお年頃のアナタには私はあまりオススメしません。。。
冷たいものがもたらす不利益とダイエット
私達の身体は24時間365日、休むことなく動いてくれています。要は生命維持の活動ですね。無意識に心臓は動き、呼吸をし、胃腸は消化をして、栄養の吸収や不用物の排出、体温の維持…などなど。これらに使うエネルギーは「基礎代謝」と言われる、1日のうち何もしなくても消費されるものです。その基礎代謝が年を重ねることに下がってくるのは、ダイエットに興味のある人にはよく知られているであろう話です。さて、その基礎代謝ですが…「冷たいものを食べたら、体温維持のために熱が作られるから痩せるんじゃないの?」と思う人がいますが、それは大間違い!!冷たいものは、痩せたいなら極力減らすべきです。
私達の身体の基礎代謝においての活動能力は分かりやすく言うと上限がある程度決まっています。運動ではないので、代謝能力は大体決まっているのです。なので、ダイエットで代謝を上げないと!ということイコール代謝を上げるために何かしらの習慣を取り入れて徐々に向上させていく=上限の値を高くしていく、ということなのです。
さて、上限が決まっている基礎代謝。冷たいものを食べると、まず、その冷たいもので冷やされた内臓界隈の体温を戻すことに集中します。消化ではなく、体温を戻すことが先なのです。それは生命維持のためのトリアージ的なもの。そしてこれは、冷たいものが体内に入ってくることによって「余分にしなければならないこと」になります。ここで、いいですか?よく考えてみて下さい。基礎代謝の能力の範囲の上限が決まっているとなれば、その分、他のことが疎かになるということ。それはもしかしたら脂肪燃焼かもしれません。代謝で使うべきだったモノ、やるべきだったコトをすっ飛ばしてしまうとなると、その分身体の中でのエネルギー代謝の効率は悪くなります。効率が下がるということは、、、、もうお分かりですね。積もり積もると痩せにくくなるということです。
「冷たいものを食べるな!」とは言いません。ただ、食べ過ぎないように気を配ること、食べた後に温かいお茶を1杯飲む、など、内臓を冷やしすぎないように工夫や意識して行動することが大切なのです。
基礎代謝の効率が下がると、痩せにくいループ一直線です。特に40歳以上の人は顕著に現れます。これから冷たいものが美味しい季節ですが、冷たいものの飲食はし過ぎないようになるべくなら心掛けたいですね。