いよいよ梅雨目前です!汗と水分補給と減量と〜ダイエットの勘違い。注意することとは
2020/06/08
色々な方の話を聞いていると「汗をかいたから痩せる」と思っている(思い込んでいる)人が意外に多いことに気付きます。運動やエクササイズの汗、なら分かりますがマスクによる蒸れの汗、気温の上昇による汗、これらは身体の生理的な反応によるものであって、その汗だけで決して痩せるわけではありません!
「汗をかいたから、それだけ痩せる!」のはあり得ません!
「岩盤浴やサウナで汗をかいたら、体重が減った」
それは、身体の中の水分が汗として流れ出ただけであって痩せたとは言いません。むしろ汗をかいたなら、しっかりと水分補給をして身体の中の水分バランスを元に戻さなければならない状態です。つまり、「身体が一時的に体温が上がらないために汗として身体の水分を放出した分が減った」だけであって、「脂肪が減ったわけでは無い」ということです。
また「汗をかいたらその部分が痩せる!」というのは一昔前には言われていましたが、今はそれはナンセンス。部分痩せは今のダイエットでは美容整形の力を借りない限り基本的にはあり得ません。筋トレによって筋肉が引き締まることによってその部分が”キュッ”と引っ込むことはあります。減量すると全体的にほぼまんべんなく痩せていくので、パーツによってはそこだけメッチャ痩せたように感じることもあります。
汗はあくまで、体温調節の為の生理現象と捉えるというスタンスが良いと考えています。ですが、汗をかくことに意味がないわけではありません。汗をかくことで身体の中の代謝や汗腺の働きを活発にすることによって痩せやすい身体に近づいたり美肌効果も期待できるのです。ですので、汗をかくほど筋肉に負荷をかけてエクササイズをすることにも意味がありますよ!!身体を、筋肉をちゃんと動かして、さらに心肺機能を高めるということは美容と健康どちらから見ても身体に良いことです!
汗をかいたら水分補給をして、代謝を高めつつ…が良い!!
体重が増える原因は大きく2つあると私は考えています。①要らないものが溜まっている(便秘・ムクミなど)②必要以上の脂肪です。まず、便秘とムクミを解消するには水分補給もカギとなります。水分の吸収は大腸でされる為、足りなければ大腸に有るモノから必要な分を搾り取れるだけ搾り取ろうとします。その成れの果てが水分の少ないコロコロ便、つまり硬い便。その状態になっていく原因の一つが水分不足です。水分が十分にあればそこまで搾り取られることもありません。身体に必要な水分もあり、便にも水分が残る。これが身体にとっての水分のベストバランスです。また、ムクミは身体に溜まった老廃物です。ムクミも身体の水分によって流し出さなければならないものです。老廃物の体外への排出は、ほぼ尿によって行われます。当然ですが、尿も水分がなければ出てきませんよね。身体が新陳代謝のために一日に必要な水分の基準は体重×30mlと言われています。(50kgの人だと50×30ml=1500ml=1.5L)ですので、これから夏に向かって気温が上がると汗をかくので、さらに水分は必要になります。逆に言うと目安の量くらいの水分補給をしっかりすることで、身体の巡りが良くなっていくということにもなります。身体の巡りが良くなれば代謝も上がり易くなり、脂肪の減少にも繋がっていきます。
ダイエットや減量には水分補給がとても重要です。身体にとって不要なモノを身体から出して、巡りを良くする為には必要不可欠です。水分補給には、常温か温かい水、又はお茶で。冷たく冷えた状態は身体を中から冷やすのでオススメしません。
水分を意識して生活すること、初めてみませんか。