ダイエットの過去を思い出すことで気づくこともある〜10kg以上痩せた私が二度とやりたくないこととは
久々に、友人と長い話をしている中で年齢の話。やはりアラフォーにもなると、健康の話がチラホラと出て来るもので。話の流れから
「私、40までに痩せる!」
と、ぽっちゃり体型の友人。私はエールを送り、協力出来ることはするよ!!と。当然ですが。
過去に10kg以上痩せて、その体重を10年以上維持しているからこそ分かることもある。ふと、「私は、なぜ、太っていた頃に少しでも戻りたくない!と、こんなに強く思うのだろう?」と。「どうしてリバウンドもなく、これまで頑張れたんだろう?」と、自問自答。もちろん、今の体型が一番気に入っているし、色々とイイことの方が断然多いから、というのもあるけど、よくよく掘り下げると「仮に太ってしまって、あの苦しいダイエット。それだけは二度とゴメンだ!!」という気持ちが働いていることにも気付いたのです。たった一人で減量する、ということはメンタル面でかなりキツイことも経験上知っていますし、食欲(空腹感)との戦いが最も過酷であることも知っています。”食べ過ぎている普通”から、”適正な質と量の食事が普通”に変換しなくてはいけない。自分の脳との精神的な静かなる戦い。まさに自分自身との戦いでもあるわけです。実はこれが一番苦しくてしんどかった。だからもう二度としたくない!という恐怖なのかもしれません。
今は様々なダイエット商品がありますが、当時はネットも始まった頃の時代。情報もこんなに溢れていません。地道にコツコツと乗り切ったおかげで今。おかげさまで、褒めていただけることが多いのは頑張った私へのご褒美と、有り難く言葉を頂戴しています。
ダイエット(減量)を投げ出す人、諦める人のほとんどは、一番のヤマである食欲という自分との戦いに負けてしまう。実は、このヤマを越えたら、なりたい自分にどんどん変わっていきます。これは乗り越えた人にしか分からない感覚です。楽なダイエットであっても、多かれ少なかれ食欲と向き合わなければならないポイントは必ず訪れます。グッと堪えて乗り切ること。これはかなり辛いことです。絶対にもう、私は二度と経験したくありません。それほどに辛くて苦しいものでした。
ダイエットが世の中からなくならないのは、この、辛く苦しいことを乗り越えられない人が多いからではないか?とも、ふと考えるのです。
“楽に痩せる”という魅力的なキャッチコピーには少々疑問を感じ続けています。”しんどかったけどメッチャ綺麗に痩せた!”という方が、おそらく維持するための努力を怠らないという素晴らしい副産物が付いてきます。楽なことは、その分気が緩んで逆戻り(リバウンド)の確率が高くなるのではと、個人的な意見です。
ですので、私が「痩せるけど、苦しいポイントがあります」と伝えるのは経験上のリアルで、嘘は言えないからです。それが私の誠意と思っています。
私は”一生ダイエット”と言っていますが、ダイエットを生活に組み入れてしまえば、歯磨きや食事のように決して苦しいものではありません。それはダイエットではなく、もはや生活習慣となるのですから。